倉庫の夏が暑くて辞めたい人へ|いちばんつらかったのはトラックの荷台。主任として扇風機・空調服・休憩で対策していた私が答えます
みんな、どうやって乗り切っているんだろう。もう辞めたほうがいいのかな。
こんなお悩みに答えていきます。
本記事の内容
- 夏の倉庫で、いちばんつらかったのは「トラックの荷台」での手積み
- 主任として私がやっていた、3つの暑さ対策
- 辞めたいと思ったら、先に会社と確かめること
- 次の職場では「空調設備」を聞いておく
- よくある質問
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、物流業で10年働き、32歳で建設業へ移りました。
倉庫では主任として、夏の暑さ対策をする側でもありました。
先に結論を書きます。
私の体験を踏まえると、次の職場では「作業する場所に空調があるか」と「トラックの荷台やコンテナで手積みをするか」を先に確かめておきたいところです。
私がいた倉庫は、エアコンがあるのは事務所と休憩室だけでした。いちばんつらかったのは、トラックの荷台やコンテナの中で、荷物を手で積んだり降ろしたりする作業です。
主任としては、床に置く大きな扇風機・空調服・こまめな休憩の3つで暑さ対策をしていました。夏に体調をくずした人や、暑さで辞めた人はいませんでした。
ただ、辞めると決める前に、いまの会社に相談できることもあります。
それでは、見ていきましょう。
夏の倉庫で、いちばんつらかったのは「トラックの荷台」での手積み
暑かった場所は、トラックの荷台やコンテナの中
夏の倉庫で、いちばん暑くてつらかった場所は、トラックの荷台やコンテナの中でした。
つらかった作業は、荷物を手で積む・降ろす作業
いちばんつらかった作業は、荷物を手で積んだり降ろしたりする作業です。
トラックへの積み込みを誰がやるかは、会社や荷物で違います。積む側と運ぶ側の両方をやった私の話は、トラックの積み込みの記事にまとめています。
エアコンがあったのは、事務所と休憩室だけ
私がいた倉庫では、エアコンがあったのは事務所と休憩室だけでした。荷物を扱う作業場には、エアコンはありませんでした。
主任として私がやっていた、3つの暑さ対策
作業場にエアコンがない中で、主任として私がやっていた暑さ対策は、下記の3つです。
- 床に置く大きな扇風機(工場扇)
- 空調服
- こまめな休憩
1. 床に置く大きな扇風機
作業場には、床に置く大きな扇風機(工場扇)を使っていました。
2. 空調服は、それぞれが自分で買っていた
空調服(服に付いたファンで、服の中に風を送る作業着)も使っていました。
私がいた倉庫では、空調服は会社が配るのではなく、それぞれが自分で買っていました。会社が用意してくれるかは、職場によって違います。
3. こまめな休憩は、3つのやり方で
休憩は、こまめに取るようにしていました。やり方は、下記の3つです。
- 休む時間を決めて、休ませる
- つらそうな人には、声をかけて休ませる
- それぞれの判断で休むことも、任せる
辞めたいと思ったら、先に会社と確かめること
2025年6月から、会社の熱中症対策が義務になった
2025年6月1日から、労働安全衛生規則(働く人の安全を守るための国の決まり)が変わりました。熱中症のおそれがある作業をするとき、会社は次の2つをすることが義務になっています。
- 熱中症のような症状が出た人や、そういう人を見つけた人が、誰に報告するかを決めて、働く人に知らせておく
- 作業から離れる、体を冷やす、必要なら医師にみてもらう、といった悪くならないための手順を作業場ごとに決めて、働く人に知らせておく
対象になるのは、暑さ指数(WBGT。気温だけでなく湿度なども入れた、暑さの目安)が28度以上か、気温が31度以上の場所で、続けて1時間以上、または1日4時間を超えて行うことが見込まれる作業です。
夏の倉庫の作業も、この条件に当てはまることがあります。
会社に相談できる3つ
ここからは、私からの提案です。
暑さで辞めたいと思ったら、辞める前に、下記の3つを会社に相談してみてください。
- 休憩の取り方や、扇風機・空調服などの対策
- 体がおかしいと感じたとき、誰に報告するか
- 荷台やコンテナでの手積みが少ない担当に替えられるか
報告先や手順は、いまは会社が決めておくことになっています。知らされていなければ、聞いてかまいません。
暑さのほかにも、倉庫の仕事を辞めるかどうかで迷っているなら、判断の基準をこちらにまとめています。
次の職場では「空調設備」を聞いておく
空調設備の有無は、聞いておいたほうが無難
これから倉庫の仕事に応募する人に、伝えたいことがあります。
私がいた倉庫のように、エアコンが事務所と休憩室だけということもあります。求人票に書いていなければ、面接や見学のときに聞いておくと安心です。
聞き方の例
ここからは、私からの提案です。
- 「作業場に、エアコンや大きな扇風機はありますか?」
- 「トラックの荷台やコンテナで、手積みをすることはありますか?」
- 「空調服は、会社で用意していますか?」
暑さ・寒さは、倉庫のピッキングの仕事でもつらいところです。ピッキングの記事にも、求人で確かめたいことを書いています。
工場の仕事と比べたい人は、暑さ・寒さ・音の違いも書いた工場と倉庫の記事を読んでみてください。
派遣なら、担当者に職場の様子を聞ける
派遣の仕事なら、応募する前に、派遣会社の担当者に職場の様子を聞いておく方法もあります。私がいた倉庫に派遣で来た人の話は、求人の「女性歓迎」の記事に書いています。
派遣の求人を集めたサイトでは、倉庫の仕事を地域ごとに探せます。気になる求人があったら、作業場の空調や手積みがあるかを、担当者に聞いてみてください。
\夏でも続けられる職場は?/
※求人は登録しなくても見られます。会員登録がまだの人は、応募するときに連絡先などを入力し、無料の会員登録と応募を一緒に行います。
よくある質問
Q. 夏のうち、いちばん気をつける時期はいつですか?
A. 厚生労働省のまとめでは、2025年に職場で熱中症になった人(4日以上休んだ人と亡くなった人)は1,803人で、そのうち約72%が7月か8月でした。6月から7月の暑くなり始めた時期に増える年が多い、ともまとめられています。暑くなり始めのころから気をつけてください。
Q. 暑くて体がおかしいとき、仕事を抜けてもいいですか?
A. 我慢せずに作業を離れて、会社が決めた報告先にすぐ伝えてください。熱中症のおそれがある作業では、作業から離れる・体を冷やすなどの手順を、会社が決めて知らせておくことになっています。
まとめ:作業場の空調と、手積みの有無を先に確かめよう
要点は、下記のとおりです。
- 夏の倉庫でいちばんつらかったのは、トラックの荷台やコンテナの中での手積み
- 私がいた倉庫は、エアコンが事務所と休憩室だけだった
- 主任として、床に置く大きな扇風機・空調服・こまめな休憩で対策していた。夏に体調をくずした人や、暑さで辞めた人はいなかった
- 2025年6月から、熱中症の報告先と、悪くならないための手順を決めることが、会社の義務になった
- 辞めたいと思ったら、まず休憩・対策・担当を会社に相談する
- 次の職場では、空調設備の有無と、手積みがあるかを聞いておく
夏の倉庫がつらい人に、伝えたいことがあります。
派遣ではなく、会社に直接雇われる仕事も比べたいなら、転職サイトでも探せます。住んでいる地域と「倉庫」などの言葉で探して、作業場の空調を面接で聞いてみてください。
\正社員の倉庫は、どう探す?/
※登録は無料です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
同じ現場で働いてきた人間として、役に立ちそうなことをこれからも書いていきます。
この記事の出典
- 厚生労働省「労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行等について」(基発0520第6号・令和7年5月20日)(改正の概要・細部事項/2026年10月24日確認)
- 厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」(死傷者数・月別の状況/2026年10月24日確認)


