転職サイトと転職エージェントの違いは?現場の仕事から移るときの使い分けを、両方使ってきた私が答えます
どっちに登録すればいいんだろう。
こんなお悩みに答えていきます。
本記事の内容
- 違いは「誰が求人を探して、誰が会社とやりとりするか」
- 転職サイトが向いているとき
- 転職エージェントが向いているとき
- 両方使うときに気をつけること
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、物流業で10年働き、32歳で建設業へ移りました。
仕事を探すときは、転職サイトと転職エージェントの両方を使ってきました。
先に結論を書きます。
転職サイトは「自分で求人を探して、自分で応募する」しくみ、転職エージェントは「担当の人が求人を紹介して、会社とのやりとりを手伝ってくれる」しくみです。 どちらか1つに決めなくても、両方を使えます。そのときは、同じ会社に両方から応募しないことだけ気をつけてください。
それでは、見ていきましょう。
違いは「誰が求人を探して、誰が会社とやりとりするか」
転職サイトと転職エージェントの、いちばん大きな違いは、求人を探す人と、会社とやりとりする人です。
| くらべるところ | 転職サイト | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 求人を探す人 | 自分 | 担当の人が紹介する(自分で探せるところもある) |
| 応募のしかた | 自分でサイトから応募する | 担当の人を通して応募する |
| 面接の日程 | 自分で会社とやりとりする | 担当の人が会社と調整する |
| 書類や面接の準備 | 自分で進める | 職務経歴書の直し方や、面接の対策を教えてもらえる |
| 進め方 | 自分のペースで進められる | 担当の人と連絡を取りながら進める |
法律の上でも、2つは別のものとして分けられています。職業安定法では、転職エージェントのように、求人と仕事を探す人の間に入って雇用が決まるように手伝うことを「職業紹介」、転職サイトのように、求人の情報を仕事を探す人に届けることを「募集情報等提供」と呼んでいます。
転職サイトが向いているとき
転職サイトが向いているのは、次のようなときです。
- 自分のペースで、求人を見たり応募したりしたい
- 求人の数や給料を、自分で見比べたい
- 住んでいる地域で、通える仕事を探したい
転職サイトは、気になった求人を見つけたら、そのまま自分で応募できます。担当の人との連絡がない分、仕事の合間に少しずつ進めやすい方法です。
私は20代後半から、倉庫や運送会社の仕事を探すときに、リクナビNEXTから求人に応募してきました。倉庫の仕事は、リクナビNEXTから応募して、入社が決まりました。
リクナビNEXTは、地域と仕事の名前で求人を探せる転職サイトです。いまの経験が活かせそうな求人が、通える範囲にどのくらいあるかを見てみてください。
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転職エージェントが向いているとき
転職エージェントが向いているのは、次のようなときです。
- 自分の経験が、どの仕事で通用するのか分からない
- 職務経歴書や面接に、自信がない
- 物流から建設のように、業界を変えたい
私がエージェントを使ってよかったと感じたのは、次の3つです。
1つ目は、自分の立ち位置がはっきりしたことです。担当の人に、自分の市場価値(これまでの経験が、転職先でどのくらい求められるか)や、どんな職種が合うかを掘り下げてもらいました。
2つ目は、職務経歴書の書き方です。難しく書こうとせず、伝えたいところはシンプルに書けばいい、と教えてもらいました。
3つ目は、面接の対策です。よく聞かれる質問を教えてもらい、練習もしました。応募先ごとに、どこを見られるかも教えてもらえました。いわば、応募先ごとの「傾向と対策」です。
どのエージェントを選ぶかは、物流に残るのか、建設業へ移るのかで変わります。選び方は、こちらにまとめています。
両方使うときに気をつけること
転職サイトとエージェントは、両方を同時に使えます。私が建設業へ移ったときに、両方をどう使ったかは、こちらに書いています。
両方を使うときに気をつけたいことは、2つあります。
同じ会社に、両方から応募しない
転職サイトとエージェントの両方に、同じ会社の求人が出ていることがあります。同じ会社に別々のところから応募すると、会社の側に同じ人の応募が2つ届くことになり、やりとりが混乱するもとになります。
私も、転職サイトとエージェントの両方に、同じ会社の求人が出ていたことがありました。そのときは、エージェントの担当の人に、その会社に応募できるかを確かめてもらいました。
どちらかで応募する前に、もう片方で同じ会社に応募していないかを確かめておくと安心です。
どこから、どの会社に応募したかを書き出しておく
応募する会社が増えると、どの会社に、どこから応募したかが分からなくなりがちです。次のような表にしておくと、同じ会社への応募も防げます。
| 会社(例) | どこから応募したか | 応募した日 | 次にやること |
|---|---|---|---|
| A運輸 | 転職サイト | 10月3日 | 10月10日 面接 |
| B電設 | エージェント | 10月5日 | 書類の結果待ち |
| C物流センター | 転職サイト | 10月6日 | 職場見学の日を決める |
※表の会社名と日付は、説明のための例です。
よくある質問
Q. 転職サイトや転職エージェントを使うと、お金はかかりますか?
A. 仕事を探す人は、お金を払わずに使えます。職業安定法では、転職エージェント(有料の職業紹介をする会社)は、仕事を探す人から手数料を受け取ってはいけないと決められています(芸能・モデル・家政婦などの一部の職業や、給料がかなり高い一部の専門職は例外)。仕事を探す人の情報を集める転職サイト(特定募集情報等提供事業者)も、その求人に応募した人から報酬を受け取ってはいけないと決められています。
Q. 転職サイトに登録すると、今の会社に知られませんか?
A. リクナビNEXTには「企業ブロック設定」があります。今の勤務先などを指定すると、その会社からは自分のレジュメ(登録した経歴)を検索・閲覧されず、オファーも送られなくなります。関連会社や取引先も、必要に応じて設定しておくよう案内されています。なお、転職エージェントからの紹介として、ブロックした会社の求人が届くことはありますが、その会社に自分のレジュメや転職の状況が伝わることはない、と公式ヘルプに書かれています。
Q. 職務経歴書は、どちらで使いますか?
A. どちらでも使います。エージェントでは担当の人に見てもらいながら仕上げ、転職サイトでは自分で登録して応募に使います。倉庫の仕事の書き方は倉庫内作業の職務経歴書の記事、ドライバーの書き方はトラックドライバーの職務経歴書の記事で、見本つきで紹介しています。
Q. 今の会社に退職を伝えるのは、いつがいいですか?
A. 先に、会社の就業規則に退職の申し出の決まりがないか確かめておくと安心です。私が3回とも1か月前に上司へ伝えた理由と、伝える前に確かめたい4つは、こちらにまとめています。
まとめ:自分で探すなら転職サイト、手伝ってほしいならエージェント。両方使ってもいい
要点は、下記のとおりです。
- 転職サイトは自分で探して応募する、エージェントは担当の人が紹介してやりとりを手伝う
- 自分のペースで求人を見比べたいなら、転職サイト
- 経験がどこで通用するか分からない、書類や面接が不安、業界を変えたいなら、エージェント
- 両方使うときは、同じ会社に両方から応募しない。応募先を書き出しておく
これから転職サイトやエージェントに登録する人に、伝えたいことがあります。
行き先が決まっているなら、その仕事に合った相談先から始めるのも1つの方法です。
工場で働く道も考えるなら、工場の仕事を扱うエージェントもあります。UTエージェントの公式サイトでは、採用するとUTエージェントの正社員として雇い、派遣先の工場で働く「無期雇用派遣」の形が案内されています。雇われ方は、求人ごとに確かめてから応募してください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
同じ現場で働いてきた人間として、役に立ちそうなことをこれからも書いていきます。
この記事の出典
- 職業安定法(e-Gov法令検索)(第4条・第32条の3・第43条の3/2026年10月10日確認)
- 職業安定法施行規則(e-Gov法令検索)(第20条第2項/2026年10月10日確認)
- リクナビNEXT ヘルプ「企業ブロック設定」とは(2026年10月10日確認)

