中型8t限定のままでいい?2tトラックしか乗らなかった私が大型を取るまで
解除したほうがいいのか、このままでいいのか分からない。
調べると「解除しましょう」という記事ばかり出てくる。
こんなお悩みを解決していきます。
本記事の内容
- まず免許証の条件欄を見て、自分が当てはまるか確かめる
- 8t限定で運転できる車、できない車
- 大型を取るまで、私は2tトラックにしか乗っていなかった話
- 選択肢は2つある(限定解除 約10万円/大型 約30万円から)
- 私は限定解除を知らないまま大型に行きました
- どちらを選ぶかの決め方
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、物流業で10年働き、いまは建設業で現場の管理をしています。
倉庫管理・フォークリフト・大型トラックでの配送・シフト管理まで一通りやってきました。
私自身、最初に取った免許が中型8t限定でした。倉庫で働く前は2tトラックに乗り、倉庫で働いていたころも、少量の荷物を運ぶときに乗るのは2tトラックでした。大型免許を取ってからは、建設業に移るまで大型トラックに乗っていました。
免許の区分と運転できる範囲は道路交通法施行規則と警察の公表内容で、車の重さはメーカーが公開している諸元表で確認して書いています。
検索して出てくる記事を並べてみると、書いているのは教習所・トラックの買取業者・求人サイトでした。
そして、ほとんどが「解除しましょう」で終わっています。
結論から言うと、急いで解除しなくていい人は、けっこういます。
私自身、大型を取るまでは2tトラックにしか乗っておらず、そのあいだ8t限定で困ったことはありませんでした。
ただし、収入を変えたい人には別の答えがあります。 そこも最後まで書きます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
まず免許証の条件欄を見てください
この記事が役に立つ人かどうかは、免許証を見れば30秒で分かります。下記のとおりです。
- 条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」があるか
- 境目は2007年6月1日
- 書かれていない人は、この記事の対象ではありません
1つずつ解説していきますね。
条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」があるか
免許証の下のほう、「条件等」と書かれた欄を見てください。
そこに「中型車は中型車(8t)に限る」と入っていれば、あなたは中型8t限定です。
免許の種類の欄は「中型」になっているのに、条件欄で8tまでに絞られている。この形になっています。
境目は2007年6月1日
なぜこんな書き方になっているかというと、免許の区分が途中で変わったからです。
2007年(平成19年)6月2日に中型免許という区分ができました。
それより前に普通免許を取っていた人は、いきなり運転できる車が減ると困ります。
そこで、すでに持っていた人の権利を守るために、中型免許(8t限定)へ自動的に切り替えられました(愛知県警察の公表内容より)。
つまり、自分で申し込んで8t限定になった人は一人もいません。 気がついたらそうなっていた、が正しいです。
私の場合は2006年6月に普通免許を取っているので、この切り替えに当てはまりました。
書かれていない人は、この記事の対象ではありません
条件欄に何も書かれていない中型免許の人は、すでに中型をフルで持っています。解除するものがありません。
「準中型車は準中型車(5t)に限る」と書かれている人は、また別の区分です。この記事とは条件が変わるので、お住まいの都道府県警の案内をご覧ください。
ここまでのまとめ:条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」がある人が、この記事の対象です。
8t限定で運転できる車、できない車
ここがこの記事でいちばん大事なところです。下記のとおりです。
- 見るのは「最大積載量」ではなく「車両総重量」
- 8t限定の上限は3つある(総重量・積載量・定員)
- 「4tトラックなら乗れる」は正確ではありません
1つずつ解説していきますね。
見るのは「最大積載量」ではなく「車両総重量」
まず、ここで多くの人がつまずきます。
トラックは「2t車」「4t車」と呼ばれます。この数字は「最大積載量」、つまり荷物を何トン積めるかです。
一方、免許証の「8t」は「車両総重量」です。
車両総重量とは、車そのものの重さ+荷物+乗っている人を全部足した重さのことです。
つまり、呼び名の「2t」「4t」と、免許の「8t」は、まったく別の数字です。
ここを混ぜると「4tトラックだから乗れるはず」という勘違いが起きます。
8t限定の上限は3つある
8t限定で運転できるのは、次の3つをすべて満たす車です(愛知県警察の公表内容より)。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 見るところ | 上限 |
|---|---|
| 車両総重量 | 8t未満 |
| 最大積載量 | 5t未満 |
| 乗車定員 | 10人以下 |
どれか1つでも超えたら運転できません。3つのうち2つを満たしていても、だめです。
車検証を見れば、この3つはすべて書いてあります。迷ったら車検証が正解です。
「4tトラックなら乗れる」は正確ではありません
実際の車で見てみます。
いすゞの中型トラック「フォワード」は、車両総重量7.5トンから22トンまでの車型がそろっています(いすゞ自動車の公表資料より)。
同じ「フォワード」という名前でも、
- 車両総重量7.5トンの車型 → 8t未満なので、8t限定でも運転できます
- 車両総重量8トンの車型 → 8t以上なので、運転できません
同じ車種名でも、車型が変われば結果が変わります。
さらに、4tトラックをベースに車軸やフレームを強くして、もっと積めるようにした「増トン車」と呼ばれる車があります。
現場では「4t」と呼ばれていても、車両総重量が8トンを超えるので、8t限定では運転できません。
ここまでのまとめ:呼び名ではなく、車検証の車両総重量・最大積載量・乗車定員の3つで判断してください。
大型を取るまで、私が乗っていたのは2tトラックでした
ここからは私の話です。下記のとおりです。
- 大型を取るまで、乗っていたのは2tトラックだった
- 2tトラックは車両総重量でだいたい4.5トン前後
- 当時は免許の枠を、半分ちょっとしか使っていなかった
1つずつ解説していきますね。
大型を取るまで、乗っていたのは2tトラックだった
私は倉庫で働く前、2tトラックに乗っていました。
倉庫で働いていたころも、少量の荷物を運ぶときに乗るのは2tトラックでした。
そのあいだ、8t限定で困ったことはありませんでした。
理由ははっきりしています。乗っていたのが2tトラックだったからです。
大型免許を取ったのは2018年ごろで、そこから建設業に移るまでは大型トラックに乗っていました。
倉庫で働く前の2tトラックの仕事は、家具の配送でした。そのころの仕事と大変だったことは、こちらにまとめています。
2tトラックは車両総重量でだいたい4.5トン前後
では、その2tトラックは車両総重量でいくつなのか。
いすゞが公開している「エルフ」の諸元表で、2t積みの平ボディを4つ並べてみます。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 車型 | 最大積載量 | 車両総重量 |
|---|---|---|
| 標準キャブ・標準ボディ | 2,000kg | 4,375kg |
| ハイキャブ・ロングボディ | 2,000kg | 4,675kg |
| ワイドキャブ・ロングボディ | 2,000kg | 4,830kg |
| ワイドキャブ・超ロングボディ | 2,000kg | 4,955kg |
※いすゞ自動車が公開している主要諸元表(2026年9月12日確認)より。同じ2t積みでも、キャブや荷台の形で総重量は変わります。
だいたい4.4トンから5.0トンです。
つまり免許の枠を、半分ちょっとしか使っていなかった
8t限定の上限は、車両総重量8,000kg未満でした。
2tトラックは、総重量で4,500kg前後の車です。
当時は、枠の半分から6割ほどしか使っていませんでした。
これは私だけの話ではありません。上の諸元表の備考欄には、4つとも「5トン限定準中型免許対応車」と書かれています。
つまり2tトラックは、いまの制度でも準中型で乗れる範囲の車です。8t限定の人にとっては、余裕のある側の車ということになります。
ここまでのまとめ:2tトラックに乗っている人は、8t限定でも枠がかなり余っています。困っていないなら、その感覚は正しいです。
選択肢は2つあります(費用と時間)
では、枠を広げたい場合はどうするか。道は2つです。下記のとおりです。
- ① 限定解除して中型をフルにする(約10万円)
- ② 大型を取る(約30万円から)
- 試験場で直接受ける道もありますが、私は勧めません
1つずつ解説していきますね。
① 限定解除して中型をフルにする(約10万円)
限定を外すと、中型免許をそのまま使えるようになります。運転できるのは次の範囲です。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 見るところ | 8t限定 | 中型フル |
|---|---|---|
| 車両総重量 | 8t未満 | 11t未満 |
| 最大積載量 | 5t未満 | 6.5t未満 |
| 乗車定員 | 10人以下 | 29人以下 |
※中型自動車の区分は道路交通法施行規則第2条によります。定員29人まで乗れるので、マイクロバスも運転できるようになります。
費用と教習時間は、教習所によって差があります。2校を並べます。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 教習所 | 費用 | 技能教習 |
|---|---|---|
| 浜松自動車学校(遠鉄グループ) | 104,500円 | MT5時限/AT9時限 |
| 西鉄自動車学校 | 124,080円 | 最短5時限 |
※2026年9月時点で各教習所が公表している金額です。地域や時期で変わるので、必ず最新の料金をご確認ください。
おおよそ8万5千円から12万5千円、技能教習は最短5時限と考えておけば大きく外れません。
数日の通学で終わる人が多く、合宿に行かなくても取りやすいのが特徴です。
② 大型を取る(約30万円から)
もう1つは、限定解除を飛ばして大型に行く道です。
中型8t限定を持っている人が大型を取る場合、教習料金は296,450円からという教習所があります(遠鉄自動車学校グループの公表料金/2026年9月9日確認)。
※これは1つの教習所の例です。金額は教習所と時期で変わります。
こちらは技能教習が20時限前後あり、費用は限定解除のおよそ3倍です。
そのかわり、運転できる車に上限がなくなります。大型トラック・大型ダンプ・大型バス(旅客は二種が別途必要)まで届きます。
試験場で直接受ける道もありますが、私は勧めません
教習所に通わず、運転免許試験場で直接「限定解除審査」を受ける道もあります。
費用は東京の場合で3,100円(受験料1,350円+試験車使用料1,750円/警視庁の公表内容)。教習所の30分の1以下です。
ただし、技能の審査一本勝負です。落ちればそのたびに受験料と試験車使用料がかかり、平日に試験場まで通うことになります。
金額だけ見れば魅力的ですが、仕事をしながらこれを選ぶのは、私はおすすめしません。
ここまでのまとめ:限定解除は約10万円で数日、大型は約30万円からで20時限前後。金額で3倍の差があります。
私は限定解除を知らないまま大型に行きました
ここで、私の失敗も書いておきます。下記のとおりです。
- そもそも限定解除という手を知らなかった
- 転職を考えていて、収入を上げたかった
- それでも「間違いだった」とは思っていません
1つずつ解説していきますね。
そもそも限定解除という手を知らなかった
私が大型を取ったのは2018年ごろです。2週間弱の合宿でした。
このとき私は、中型をフルにするだけなら10万円ほどで済むということを知りませんでした。
免許を増やすなら大型、と思い込んでいたからです。
教育訓練給付金も使えず、全額自腹でした。
転職を考えていて、収入を上げたかった
なぜ大型まで行ったのか。理由は2つです。
転職を考えていたこと。そして、収入を上げたかったことです。
結果として、大型を取ったあとの収入は、倉庫で働いていたころより大きく上がりました。
それでも「間違いだった」とは思っていません
ここが大事なところです。
私は大型で収入が変わったので、取ってよかったと思っています。
言いたいのは「損をした」ではありません。
選択肢が2つあることを知ってから決めたほうがいい。 それだけです。
私は片方を知らないまま、高いほうを選びました。知っていたうえで大型を選んだのなら、それはいい選択です。
ここまでのまとめ:知らずに選ぶのと、知って選ぶのは違います。この記事で選択肢は2つあることだけ覚えて帰ってください。
どちらを選ぶかの決め方
ここまでの話を、決め方の形にまとめます。下記のとおりです。
- いま困っていないなら、急がなくていい
- 限定解除も大型も、更新のたびに深視力の検査がつく
- 収入を変えたいなら、限定解除では届きにくい
- 家族がいる人は、費用と休みの取り方を先に話す
1つずつ解説していきますね。
いま困っていないなら、急がなくていい
大型を取る前の私がそうだったように、2tトラックで完結する仕事なら、8t限定のままで不自由はありません。
免許は取ってからも維持費や更新があり、使わない免許を先に取っても収入は増えません。
「いつか役に立つかも」で10万円を先に払う必要はない、というのが私の考えです。
限定解除も大型も、更新のたびに深視力の検査がつく
もう1つ、解除する前に知っておいてほしいことがあります。
8t限定の免許は、更新のときに深視力の検査がありません。
深視力は、奥行きを見分ける力の検査です。更新のときにこの検査があるのは大型・中型・準中型・けん引・二種免許で、中型8t限定・準中型5t限定・普通免許は対象外です(千葉県警察の公表内容より)。
ところが、限定解除をすると、そのあとの更新では毎回この検査を受けることになります。
警視庁は、限定解除の案内の中でこう書いています。
「限定解除後の免許更新時における適性検査は、大型免許と同じ基準(視力0.8以上、深視力実施)となります。免許更新時に適性検査に合格しない場合、下位免許にあたる普通免許や原付免許となってしまう可能性があります。」(警視庁)
つまり、落ちたときに元の8t限定には戻らないということです。いまの普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5トン未満の車です。
大型を取った場合も、全日本トラック協会のQ&Aでは、8t限定の条件が外れ、更新で深視力に合格しないと新しい普通免許になると説明されています。ただし、運転免許センターによって扱いが分かれていたという報道もあります(物流ウィークリー、2011年)。
大型を取った私の免許証には、いま条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」の文字はありません。
気になる方は、解除する前に、お住まいの運転免許センターで「深視力に合格しなかったら、どの免許になるか」を聞いておくのが確実です。
すでに大型や中型を持っている人が、更新で深視力に合格しなかったときに何が起きるかは、別の記事にまとめています。
収入を変えたいなら、限定解除では届きにくい
反対に、いまの給料を変えたくて免許を考えているなら、話が変わります。
私が運送関係の求人票で「中型以上」といった条件を見たことはあります。ただ、どの会社のどの求人だったかまでは覚えていないので、そこは断言しません。
その代わり、はっきり言えることが1つあります。
求人の条件は、地域と会社で変わります。 だから先に免許を取るのではなく、先に求人を見てください。
自分が応募したい会社の求人が「中型以上」で足りるのか、「大型」と書いてあるのか。それを見てから決めれば、10万円で済むのか30万円必要なのかが分かります。
大型の給料が、毎月どんな分で決まり、どう変わるかは、大型トラックの給料の記事に書いています。
家族がいる人は、費用と休みの取り方を先に話す
30代・40代で家族がいる場合、ここがいちばんの壁になります。
金額そのものより、何も言わずに決めたことでもめる場合があるからです。
伝える材料は、この記事の数字がそのまま使えます。
- 限定解除なら約10万円、数日の通学で終わる
- 大型なら約30万円から、合宿だと2週間ほど家を空ける
- 給付金が使えるかどうかで、戻ってくる金額が変わる
「免許を取りたい」ではなく「10万円と数日で、運転できる車がここまで増える」と数字で話すほうが、相手も判断しやすくなります。
ここまでのまとめ:困っていないなら急がない。解除すると更新のたびに深視力がつく。収入を変えたいなら、免許より先に求人を見る。
大型に決めた人が、次にやること
求人を見たうえで「大型が必要だ」と分かった人向けに、次に読むものを順番に置いておきます。
- ① 受けられるかを確認する(年齢・経歴・深視力)
- ② 通い方を決める(合宿か通学か)
- ③ 費用が戻るかを確認する(教育訓練給付金)
- ④ 取ったあとの働き方を見る
① 受けられるかを確認する(年齢・経歴・深視力)
大型免許には受験資格があります。年齢と、運転経歴の年数です。
そして見落としやすいのが深視力という検査です。奥行きを見る力を測るもので、普通の視力検査とは別物です。
私は合宿の初日、この深視力で1回通りませんでした。
② 通い方を決める(合宿か通学か)
合宿と通学では、費用も必要な日数も変わります。仕事を休めるかどうかで決まる部分が大きいです。
教習で何をするのか、2tから乗りかえるとどこが難しいのかは、大型免許の教習は難しい?の記事にまとめています。
③ 費用が戻るかを確認する(教育訓練給付金)
条件に当てはまれば、教習料金の一部が戻ってきます。
私はこの制度を使えないまま全額自腹で取りました。 先に調べていれば違ったかもしれない、と思っている部分です。
④ 取ったあとの働き方を見る
大型を取ったあと、どんな仕事につながるのか。年収や労働時間を公的なデータで比べています。
そのうえで、まとまった休みが取れるなら合宿も選択肢に入ります。
まとめ:急がなくていい人と、急いだほうがいい人
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 免許証の条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」があるかを見る
- 判断するのは呼び名ではなく、車検証の車両総重量・最大積載量・乗車定員
- 2tトラックは総重量4.4〜5.0トン。8t限定なら枠はかなり余っている
- 限定解除は約10万円・最短5時限。大型は約30万円から・20時限前後
- 解除すると、更新のたびに深視力の検査がつく(合格しないと8t限定には戻らない)
- 困っていないなら急がない。収入を変えたいなら、免許より先に求人を見る
私は大型を取るまで2tトラックにしか乗っておらず、8t限定で困ったことはありませんでした。
そして限定解除という選択肢を知らないまま、2018年ごろに大型免許を取りました。
この記事を読んだ人には、両方を知ったうえで決めてほしいと思っています。
急がなくていい人に「急がなくていい」と言う記事が、あまりないので書きました。
なお、制度の内容は改正されることがあります。この記事の数字は2026年9月12日時点のものなので、申し込む前に必ず最新の情報を確認してください。
よくある質問
Q. 8t限定のままだと、就職で不利になりますか?
A. 仕事の内容によります。2tトラックや倉庫内の仕事なら、8t限定で足りる場合が多いです。応募したい求人の条件欄に何と書いてあるかで判断してください。
Q. 限定解除と大型、どちらが先ですか?
A. 大型を取れば中型の限定も外れるので、大型に行くなら限定解除は要りません。順番に両方取ると費用が二重にかかります。
Q. 限定解除したあと、更新で深視力に合格しなかったらどうなりますか?
A. 警視庁の案内では、限定解除後の更新は大型免許と同じ基準(深視力の検査あり)になり、合格しない場合は「下位免許にあたる普通免許や原付免許となってしまう可能性」があるとされています。元の8t限定には戻らない前提で考えてください。心配な方は、解除する前にお住まいの運転免許センターへ問い合わせてください。
Q. 中型をフルにすると、マイクロバスも運転できますか?
A. 乗車定員29人以下までが中型自動車の範囲なので、車両としては運転できます。ただしお客さんを乗せて運賃をもらう仕事には、別に二種免許が必要です。
Q. 免許証に「準中型車は準中型車(5t)に限る」と書かれています。同じ話ですか?
A. 別の区分です。2017年(平成29年)3月12日に準中型免許ができたときの経過措置で、それより前に普通免許を取っていた方は「車両総重量5トン未満・最大積載量3トン未満」の限定がついた準中型免許とみなされています(警視庁の公表内容より)。
この記事の中型8t限定は、さらに前の2007年6月2日の改正で生まれた区分です。運転できる範囲も解除の手続きも変わるので、お住まいの都道府県警の案内をご確認ください。
Q. 費用は教習所によってどのくらい違いますか?
A. この記事で確認した2校では104,500円と124,080円で、約2万円の差がありました。地域と時期で変わるので、必ず2校以上を見比べてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
免許の話は、調べるほど「取ったほうがいい」という声ばかりが大きく聞こえます。
でも、いま困っていないなら、それはそれで正しい状態です。
同じ現場で働いてきた人間として、役に立ちそうなことをこれからも書いていきます。
この記事の出典
- 道路交通法施行規則 第2条(e-Gov法令検索)/大型・中型・準中型・普通自動車の区分
- 愛知県警察「中型免許」/2007年(平成19年)6月1日までに普通免許を取った人は8t限定の中型免許とみなされること・8t限定で運転できる範囲(2026年9月22日確認)
- 警視庁「中型免許限定解除審査(直接試験場で審査を受けられる方)」/手数料3,100円(2026年9月12日確認)
- 警視庁「準中型自動車・準中型免許の新設について」/2017年3月12日の改正と5t限定の範囲
- 警視庁「中型免許限定解除審査(指定教習所で技能審査に合格された方)」/限定解除後の更新時の適性検査(2026年9月14日確認)
- 千葉県警察「適性試験(検査)の合格基準」/中型8t限定・準中型5t限定・普通免許は深視力の対象外(2026年9月14日確認)
- 全日本トラック協会「中型免許Q&A」/大型取得後の8t限定の扱いと、深視力に合格しなかった場合(2026年9月14日確認)
- 物流ウィークリー「中型車の限定条件『残った』『消えた』 運転免許センターで解釈二分」(2011年6月17日)
- いすゞ自動車 エルフ 主要諸元表/2t積み平ボディの車両総重量(2026年9月12日確認)
- いすゞ自動車 フォワード Fカーゴ ラインアップ/車両総重量7.5トン〜22トン(2026年9月12日確認)
- 浜松自動車学校(遠鉄グループ)「中型8t限定解除」104,500円/2026年9月10日確認
- 西鉄自動車学校「中型8t限定解除」124,080円/2026年9月12日確認



