大型免許は誰でも取れる?受験資格と深視力の基準【19歳で取る方法も】
年齢とか、視力とか、条件があるって聞いた。
「深視力」っていうのが難しいらしいけど、それって何なんだろう。
こんなお悩みを解決していきます。
本記事の内容
- 大型免許は21歳から。ただし19歳で取れる道もあります
- 受験資格は3つ。年齢・経歴・適性試験
- つまずくのは深視力です(私も1回、通りませんでした)
- 深視力に通らなかったとき、どうなるのか
- 19歳・経歴1年で受ける「受験資格特例教習」とは
- 条件を満たしたら、次に決めるのは合宿か通学か
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、物流業で10年働き、いまは建設業で現場の管理をしています。
大型免許は2018年ごろ、2週間弱の合宿で取りました。
そして深視力の検査で、1回通りませんでした。
制度の部分は、警視庁と警察庁が公表している内容を読んだうえで書いています。
「自分は条件を満たしているのか」が分からないまま調べ続けるのは、落ち着かないですよね。
私も、深視力という言葉を知ったのは合宿の初日でした。
結論から言うと、大型免許の受験資格は3つだけです。年齢と、これまでの免許の経歴と、適性試験。このうち事前に確かめにくいのが深視力です。
それでは、さっそく見ていきましょう。
大型免許は21歳から。ただし19歳で取れる道もあります
まず、全体像から確認します。下記のとおりです。
- 原則は「21歳以上」「経歴3年以上」
- 2022年から、19歳・経歴1年でも受けられるようになった
- ただし特例で取った場合には、あとから効いてくる制限がある
1つずつ解説していきますね。
原則は「21歳以上」「経歴3年以上」
結論、大型免許の受験資格は次の2つです。
- 21歳以上であること
- 中型・準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許を持っていて、その経歴が通算3年以上あること(警視庁「受験資格」より)
「通算」なので、途中で免許の種類が変わっていても、期間は足し合わせて数えます。
受けられる年齢の下限は決まっていますが、上限はありません。
40代・50代から取る場合の判断材料は、40代・50代から大型免許は遅いかの記事にまとめています。
2022年から、19歳・経歴1年でも受けられるようになった
意外に知られていないのが、ここです。
令和4年(2022年)5月13日から、「受験資格特例教習」という制度が始まりました。
これを修了すると、19歳以上で、普通免許などの経歴が通算1年以上あれば、大型免許の試験を受けられます(警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて(令和4年5月13日)」より)。
対象になるのは、大型免許・中型免許・第二種免許です。
「大型免許は21歳から」とだけ説明しているページも多いのですが、いまはそれだけではありません。
ただし特例で取った場合には、あとから効いてくる制限がある
ここが、いちばん見落とされている部分です。
年齢の特例を使って免許を取った人には、「若年運転者期間」というものが設けられます。
本来の年齢(大型は21歳)に達するまでの間、違反によって3点以上になると講習を受ける義務が生じます。
そして、その講習を受けなければ免許が取り消されます(警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて」より)。
つまり「19歳で取れる」だけを知って進むのは危ないということです。
取ったあとに条件が付く、と覚えておいてください。
くわしくは、あとの章でもう一度説明します。
受験資格は3つ。年齢・経歴・適性試験
この章で、条件の全体を並べます。下記のとおりです。
- 条件は「年齢」「免許の経歴」「適性試験」の3つ
- 適性試験は4項目ある
- 3つのうち、事前に確かめにくいのは適性試験だけ
順番に見ていきますね。
条件は「年齢」「免許の経歴」「適性試験」の3つ
結論、大型免許を受けられるかどうかは、この3つで決まります。
| 条件 | 内容 | 事前に確かめられるか |
|---|---|---|
| 年齢 | 21歳以上(特例教習を修了すれば19歳以上) | ○ すぐ分かる |
| 免許の経歴 | 中型・準中型・普通・大特のいずれかで通算3年以上(特例教習を修了すれば1年以上) | ○ 免許証で分かる |
| 適性試験 | 視力・深視力・色彩識別・聴力 | △ 受けてみないと分からない |
※警視庁「受験資格」・警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて」をもとに作成
年齢と経歴は、免許証を見ればその場で分かります。
問題は3つ目です。
同じ「足す免許」でも、けん引免許には運転していた期間の条件がありません。違いはけん引免許の取り方と費用にまとめています。
適性試験は4項目ある
結論、大型免許の適性試験は次の4つです。
| 項目 | 合格の基準 |
|---|---|
| 視力 | 両眼で0.8以上、かつ一眼がそれぞれ0.5以上 |
| 深視力 | 三棹(さんかん)法の奥行知覚検査器により2.5メートルの距離で3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下 |
| 色彩識別 | 赤色、青色および黄色の識別ができること |
| 聴力 | 両耳の聴力(補聴器により補われた聴力を含む)が10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること |
※警視庁「適性試験の合格基準」をもとに作成
普通免許の適性試験と違うのは、視力の基準が高いことと、深視力があることです。
3つのうち、事前に確かめにくいのは適性試験だけ
ここでよく聞かれるのが「事前に自分で確かめられませんか」という質問です。
視力・色彩・聴力は、眼科や健康診断でおおよその見当がつきます。
ところが深視力は、専用の機械がないと測れません。
私も、その機械を見たのは合宿の初日が初めてでした。
次の章で、その深視力を見ていきます。
つまずくのは深視力です(私も1回、通りませんでした)
この章が、この記事でいちばん伝えたいところです。下記のとおりです。
- 深視力は「奥行きを見分ける力」の検査
- 数字の基準は、3回の平均誤差2センチ以下
- 私は合宿の初日、1回で通りませんでした
順番にお話しします。
深視力は「奥行きを見分ける力」の検査
結論、深視力とは奥行きを正しく見分けられるかどうかを測るものです。
なぜ大型免許でこの検査があるのかというと、大きな車は車体が長く、前後の距離感を誤ると事故につながるからです。中型やけん引、二種などの免許にも、同じ検査があります。
検査の方法は、公表されています。
三棹(さんかん)法の奥行知覚検査器により2.5メートルの距離で3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下であること。
出典:警視庁「適性試験の合格基準」
機械の中に3本の棒が縦に並んでいて、真ん中の1本だけが前後に動きます。
3本が横一列にそろったと思った瞬間に、ボタンを押します。
これを3回やって、ズレの平均が2センチ以内なら合格です。
数字の基準は、3回の平均誤差2センチ以下
意外かもしれませんが、1回ごとに合否が決まるわけではありません。
3回の平均です。
つまり、1回大きくズレても、残りの2回で近づけられれば通る可能性があります。
「1回でも外したら終わり」ではない、と知っておくだけで、少し気が楽になります。
私は合宿の初日、1回で通りませんでした
正直に書きます。
私が深視力の検査を受けたのは、合宿の初日でした。
そのとき、1回では通りませんでした。
機械を見るのはそのときが初めてで、何をどう見ればいいのかが分かっていませんでした。
とにかく焦ります。
早く押さなければ、と思うほど、棒がそろっているのかどうか分からなくなりました。
ちなみに私は、眼鏡もコンタクトも使っていません。裸眼でこれでした。
視力が悪いから深視力に引っかかる、というわけでもないということです。
深視力に通らなかったとき、どうなるのか
ここは、調べても情報がほとんど出てこない部分です。下記のとおりです。
- 私の場合は、別室での再挑戦だった
- 同じ回で引っかかった人も、最終的には全員通った
- 係の方に教わったコツで、私は通りました
- ただし、この扱いが全国共通かどうかは分かりません
順番に説明します。
私の場合は、別室での再挑戦だった
結論、私は別室に案内されて、もう一度受けました。
そして、そこで通りました。
やり直したのは1回です。
そのあとは合宿の日程どおりに進み、最後の試験のときにもう一度、深視力の検査を受けました。
同じ回で引っかかった人も、最終的には全員通った
ここでよく聞かれるのが「通らなかったら合宿はどうなるのか」という質問です。
私の場合は、再挑戦で通ったので、日程には何の影響もありませんでした。
そして、同じ回で深視力に引っかかったのは私だけではありません。
ほかにも何人かいました。
その人たちも、最終的には全員通っています。
引っかかるのは、めずらしいことではありませんでした。
そして、そこで終わりでもありませんでした。
もちろん、これは私が参加した1回の話です。
「必ず通る」という意味ではないことは、はっきり書いておきます。
係の方に教わったコツで、私は通りました
結論、私は自分で気づいたのではなく、係の方にコツを聞いて通りました。
教えてもらったのは、何回か流し見をして、重なったときにボタンを押すというやり方です。
じっと見つめて止めようとするのではなく、視線を固めずに何度か眺める、ということです。
これが分かってからは、大丈夫でした。
分からなければ、その場で係の方に聞いてください。私はそれで通りました。
ただし、見え方には個人差があります。同じやり方で誰でも通るとは限りません。
ただし、この扱いが全国共通かどうかは分かりません
ここは正直に書いておきます。
「深視力に通らなかったら、その場で何回まで挑戦できるのか」は、公表されている資料の中に見つけられませんでした。
私が体験したのは、2018年ごろの1か所での話です。
教習所や試験場によって、扱いが違う可能性があります。
申し込む前に「深視力で通らなかった場合はどうなりますか」と聞いておくのが、いちばん確実です。
取ったあとも、更新のたびに深視力の検査があります。更新で合格しなかったときに何が起きるかは、別の記事にまとめています。
19歳・経歴1年で受ける「受験資格特例教習」とは
ここからは、21歳・経歴3年に届いていない人向けの話です。下記のとおりです。
- 足りないものによって、受ける課程が変わる
- 教習の時間は、7時限以上と29時限以上
- 費用は、大型免許の教習代とは別にかかる
- 給付金を使っても、増えた分は戻ってこない
- 21歳になるまで「若年運転者期間」が続く
順番に見ていきますね。
足りないものによって、受ける課程が変わる
結論、特例教習には2つの種類があります。
| 足りないもの | 受ける教習 | 教習の時間 |
|---|---|---|
| 年齢(21歳に達していない) | 年齢要件に関する特例教習 | 7時限以上 |
| 経歴(3年に達していない) | 経験年数要件に関する特例教習 | 29時限以上 |
※警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて」をもとに作成
年齢の教習では、旅客自動車などの運転に必要な適性について、座学と実車を含めて学びます。
経験年数の教習では、危険を予測して避ける力について学びます。
そして大型免許の場合、19歳・20歳の人は必ず両方を受けることになります。
なぜなら普通免許を受けられるのは17歳6か月以上で、21歳未満の人が免許の経歴3年をこえることはないからです(警視庁「受験資格」・https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/other/tekisei02.htmlより)。
つまり19歳で取る場合、7時限以上と29時限以上の両方が、大型免許の教習に上乗せされます。
教習の時間は、7時限以上と29時限以上
意外に思われるかもしれませんが、経験年数の特例のほうが、時間がずっと長いです。
29時限以上は、大型免許そのものの教習に上乗せされます。
つまり日数も費用も、通常より増えます。
「19歳で取れる」は「早くて安い」という意味ではありません。むしろ時間はかかります。
費用は、大型免許の教習代とは別にかかる
結論、特例教習の料金は、大型免許の教習料金に含まれません。
なぜなら、特例教習は大型免許の教習とは別の課程で、先に受けるものだからです。
例えば、静岡県のある教習所の合宿プランでは、料金がこう分かれています。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 内訳 | 料金(税込) |
|---|---|
| 特例教習(年齢+経験年数の両方) | 330,000円 |
| 大型免許の教習(普通MT所持の場合) | 395,450円〜 |
| 19歳で取る場合の合計 | 725,450円〜 |
| 21歳・経歴3年を満たしている場合 | 395,450円〜 |
つまり、19歳で取ると、21歳まで待った場合より33万円ほど多くかかる計算になります(遠鉄自動車学校グループ「特例教習」「車種ごとの料金」より)。
※これは1つの教習所の例です。金額は教習所と時期で変わります。
※いま持っている免許によっても変わります。同じ教習所でも、中型8t限定をお持ちなら大型の教習は296,450円〜です。
※宿泊費が含まれるかどうか、特例教習が教育訓練給付金の対象になるかどうかは、公表されている資料では確認できませんでした。申し込む前に教習所へ確認してください。
なお、合宿と通学で費用がどう変わるかは、このあとの章でくわしく書きます。
給付金を使っても、増えた分は戻ってこない
結論、特例教習の料金は、教育訓練給付金の対象になりません。
なぜなら、給付金の対象になっているのは免許そのものの講座で、特例教習はそこに含まれていないからです。
例えば、先ほどの教習所が公開している対象講座の一覧には、大型・中型・準中型・けん引・大型特殊の5つが並んでいますが、特例教習は入っていません。
給付金を使った場合で並べ直すと、こうなります。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 支払う額 | 戻る額の目安 | 実質の負担 | |
|---|---|---|---|
| 19歳で取る | 725,450円 | 約79,000円 | 約646,000円 |
| 21歳・経歴3年を満たしてから | 395,450円 | 約79,000円 | 約316,000円 |
差は33万円のままです。給付金では、1円も縮まりません(ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付制度」・遠鉄自動車学校グループ「教育訓練給付金制度」より)。
※一般教育訓練給付金は、教育訓練経費の20%・上限10万円です。ただし39万5,450円の20%は約7万9,000円なので、この金額では上限に届きません。
※さらに、検定料・写真代・県証紙代・技能の追加料金は経費に含まれないため、実際はもう少し下がります。
※給付を受けるには、雇用保険に入っていた期間が原則3年以上(初めて使う場合は1年以上)必要です。会社が費用を払った場合は対象外です。
※特例教習が対象外かどうかは、教習所が公開している対象講座一覧をもとにした判断です。申し込む前に、ハローワークで支給要件照会をして確認してください。
ただし、会社が費用を出してくれる場合は話が別です。運送会社が新しく採用した運転者の特例教習の費用を助成する制度があります(全日本トラック協会・令和8年度)。個人で使える制度との違いは、別の記事にまとめています。
21歳になるまで「若年運転者期間」が続く
ここが、いちばん大事な部分です。
年齢の特例で免許を取った人は、大型免許なら21歳に達するまで、「若年運転者期間」となります。
この期間に違反をして3点以上になると、講習を受ける義務が生じます。
そして講習を受けなければ、免許は取り消されます(警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて」より)。
急いで取るか、21歳まで待つか。そこは、時間と費用と、この制限を並べて考えるところだと思います。
条件を満たしたら、次に決めるのは合宿か通学か
受験資格を満たしていることが分かったら、次はここです。下記のとおりです。
- 取り方は、合宿と通学の2つ
- 費用は、合宿と通学で変わる
- 教育訓練給付金が使えれば、差はもっと大きくなる
順番に見ていきます。
取り方は、合宿と通学の2つ
結論、大型免許は指定教習所で取るのが一般的で、その方法が合宿と通学の2つです。
なお、教習所に通わず試験場で直接受験する方法(いわゆる一発試験)もあります。
ただし合格までに何度も通うことが多く、仕事をしながら取る人には現実的でない場合があります。
私は合宿で取りました。2週間弱でした。
まとまった休みが取れるなら合宿、仕事を続けながらなら通学、というのが大まかな分かれ方です。
費用は、合宿と通学で変わる
金額の話は、別の記事にまとめています。
合宿のほうが安く見えても、追加教習や再検定が入ると総額が変わります。
そのあたりの見方は、下の記事で書きました。
合宿で取ると決めたら、先に日程の空きを見ておく
結論、合宿にすると決めているなら、日程の空きを先に見ておくと動きやすいです。
なぜなら、大型免許の合宿は普通車と違って受け入れ人数が限られ、希望の時期が埋まっていることがあるからです。
私が使ったのも合宿で、期間は2週間弱でした。
教育訓練給付金が使えれば、差はもっと大きくなる
結論、合宿と通学の差より、給付金が使えるかどうかのほうが金額は大きく動きます。
私はこの制度を使えないまま、全額を自分で払いました。
同じ思いをしないように、条件と手続きの順番を別の記事にまとめてあります。
よくある質問
Q. 深視力の検査は、事前に自分で練習できますか?
A. 専用の機械が必要なので、家庭で同じものを試すことはできません。眼鏡店や一部の教習所で体験できる場合があります。取り扱いは店舗や教習所によって違うので、直接確認してください。
Q. 深視力にコツはありますか?
A. 私は係の方に聞いて、何回か流し見をして重なったときにボタンを押す、というやり方を教わりました。それで通りました。ただし公式に推奨されている方法ではなく、見え方には個人差があります。分からなければ、その場で係の方に聞くのがいちばん確実です。
Q. 深視力に通らなかったら、その日はもう受けられないのですか?
A. 私が受けたところでは、別室で再挑戦させてもらえました。同じ回で引っかかった人も、最終的には全員通っています。ただしこの扱いは公表されている資料に見つけられず、教習所や試験場によって違う可能性があります。申し込む前に確認しておくことをおすすめします。
Q. 眼鏡やコンタクトを使っていると、深視力は不利ですか?
A. 私は裸眼で、それでも1回は通りませんでした。視力の良し悪しだけで決まるものではないというのが実感です。なお視力の基準は、両眼0.8以上・一眼それぞれ0.5以上と公表されています(警視庁)。
Q. 19歳で大型免許を取ると、何かデメリットはありますか?
A. 19歳・20歳の場合は年齢と経験年数の両方の課程(7時限以上+29時限以上)が上乗せされるため、日数と費用が増えます。さらに、年齢の特例で取った場合は21歳に達するまで「若年運転者期間」となり、違反で3点以上になると講習の義務が生じ、受けなければ免許が取り消されます(警察庁)。
Q. 19歳で取る場合、教育訓練給付金は使えますか?
A. 大型免許の教習には使える可能性がありますが、特例教習の部分は対象外とみられます。教習所が公開している対象講座の一覧に、特例教習が入っていないためです。なお給付金は経費の20%・上限10万円ですが、合宿料金39万5,450円の20%は約7万9,000円で、上限には届きません。雇用保険に入っていた期間が原則3年以上(初めて使う場合は1年以上)必要という条件もあります。申し込む前にハローワークで支給要件照会をしてください(ハローワーク/2026年9月9日確認)。
Q. 特例教習だけで、いくらかかりますか?
A. 静岡県のある教習所の合宿プランでは、年齢と経験年数の両方の課程で330,000円(税込)でした。これは大型免許の教習料金とは別にかかります。同じ教習所の大型免許は普通MT所持で395,450円〜なので、合わせると72万円を超えます。1つの教習所の例であり、金額は教習所と時期で変わります(遠鉄自動車学校グループ/2026年9月9日確認)。
Q. 普通免許を取ってから3年たっていませんが、待つべきですか?
A. 待てば通常の条件で受けられます。急ぐ場合は経験年数の特例教習(29時限以上)を受ける方法がありますが、時間も費用も増えます。いつ大型免許が必要になるかで判断してください。
Q. 大型免許を取ったあと、どんな仕事がありますか?
A. 大型免許を活かせる転職先の記事で、職種ごとの年収と労働時間を公的なデータで比べています。
まとめ|条件は3つ。事前に確かめにくいのは深視力だけ
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 大型免許の受験資格は、年齢21歳以上・免許の経歴3年以上・適性試験の3つ
- 2022年5月13日から、特例教習を受ければ19歳・経歴1年でも受けられる
- ただし年齢の特例で取ると、21歳まで「若年運転者期間」の制限が付く
- 特例教習の料金は大型免許の教習代とは別で、教育訓練給付金の対象にもならない。19歳で取ると30万円以上多くかかる例がある
- 適性試験のうち、事前に確かめにくいのは深視力だけ
- 深視力は、3回の平均誤差2センチ以下が基準
- 引っかかっても、その場で受け直せる場合がある(扱いは教習所による)
年齢と経歴は、免許証を見ればその場で分かります。
残るのは深視力ですが、引っかかる人はめずらしくありません。
私も初日に1回通らず、別室で受け直しました。同じ回に引っかかった人はほかにもいて、その人たちも最終的には全員通っています。
分からなければ、係の方に聞いてください。私はそれでコツをつかみました。
通らなかったからといって、それで終わりというわけではありませんでした。
大事なのは、通らなかったときにどうなるのかを、申し込む前に聞いておくことです。
扱いは教習所によって違います。ここを先に確認しておけば、当日あわてずにすみます。
同じ現場で働いてきた人間として、そこだけは伝えておきたいと思いました。
この記事の出典
- 警視庁「受験資格」(2026年9月8日確認)
- 警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて(令和4年5月13日)」(2026年9月8日確認)
- 警視庁「適性試験の合格基準」(2026年9月8日確認)
- 遠鉄自動車学校グループ「特例教習」(2026年9月9日確認)
- 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」(2026年9月9日確認)
- ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付制度」(2026年9月9日確認)
- 遠鉄自動車学校グループ「教育訓練給付金制度」(2026年9月9日確認)



