悩む人
悩む人
物流の仕事を辞めたいけれど、40代から別の仕事へ移れるのかな…。
年収が下がらないかも心配だ。
そもそも、自分の経験って外で通用するんだろうか。

こんなお悩みを解決していきます。

本記事の内容

この記事でお伝えする内容は、下記のとおりです。

  • 40代の転職で賃金はどう変わるか
  • 物流経験を、転職で使える強みに言い換える
  • 物流経験を活かせる転職先6つ
  • 退職前に確認したい5つの条件
  • 40代の転職で避けたい4つの進め方
  • 今日からできる転職準備5ステップ

公的な調査の数字も、そのまま出します。

本記事の信頼性

この記事を書いている私は、物流業で10年働き、32歳で建設業の現場管理へ移りました。

物流では倉庫作業、ドライバー、管理、営業を経験しています。

先にお断りしておくと、私が転職したのは32歳のときで、40代での転職は経験していません。

なので、40代の話は厚生労働省の調査など公的な数字で補い、私の経験は「物流の経験が次の仕事でどう使えたか」に絞って書きます。

40代になると、家族や生活のことが重なって、なかなか動けなくなりますよね。

先に結論を書きます。

40代の転職は、物流で積み上げた経験を言い換えて、共通点の多い仕事から比べるのが近道です。

厚生労働省の調査では、40代前半で転職した人の4割以上は賃金が増えています。ただし、減った人も3割近くいます。

現場太郎
現場太郎
年齢だけで「もう無理だ」と決めるのは早いと思います。ただ、勢いだけで動くのもおすすめしません。

それでは、さっそく見ていきましょう。


40代の転職で賃金はどう変わるか

木の机で給与明細のような書類を指でなぞり、横の電卓と見比べる手元

まず、数字を見ておきます。

  • 40代前半は、増えた人が4割台半ば
  • 40代後半は、減った人が3割
  • 50代前半で、増えた人と減った人が逆転する

1つずつ見ていきますね。

40代前半は、増えた人が4割台半ば

結論、40代の転職で賃金が下がるとは限りません。

なぜなら、厚生労働省の調査では、40〜44歳で転職した人の44.9%が、前の職場より賃金が増えているからです。

厚生労働省の「令和7年雇用動向調査」では、2025年に転職した人の賃金が、前の職場と比べてどう変わったかが年齢別に出ています。

※スマホでは横にスクロールできます。

年齢 増えた 変わらない 減った うち1割以上減った
40〜44歳 44.9% 24.6% 27.4% 17.6%
45〜49歳 41.1% 28.0% 30.1% 16.1%
50〜54歳 29.4% 26.7% 42.0% 28.3%

※厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概要」表6 転職入職者の賃金変動状況別割合をもとに作成

※すべての業種をまとめた数字で、物流から転職した人だけの数字ではありません。

※前の職場で雇われていた人が対象です。

年齢だけで「下がるに決まっている」とは言えない、ということです。

40代後半は、減った人が3割

一方で、45〜49歳では、賃金が減った人が30.1%います。

40〜44歳の27.4%より少し多い数字です。

増えた人もまだ4割いますが、「転職すれば上がる」と考えるのは危ないと思います。

だからこそ、辞める前に、ほかの会社の求人の条件を見ておく意味があります。

50代前半で、増えた人と減った人が逆転する

意外かもしれませんが、50代前半になると、増えた人と減った人の多さが入れ替わります。

50〜54歳では、増えた人が29.4%、減った人が42.0%で、減った人のほうが多くなります。

これは業種をまとめた転職者全体の割合であり、あなたの転職が必ずそうなるわけではありません。

ただ、40代のうちに一度、自分の条件で求人を比べておく価値はあると私は考えています。


物流経験を、転職で使える強みに言い換える

ノートを開いてペンで書き出している手元

ここからは、経験の整理です。

  • 作業名ではなく、使った力で言い換える
  • 役職がなくても、書ける経験はある

1つずつ解説していきますね。

作業名ではなく、使った力で言い換える

担当業務をそのまま並べるだけでは、採用する側に強みが伝わりにくいです。

なぜなら、「ピッキング」「入出庫」という作業名だけでは、そこで何に気をつけていたかが見えないからです。

作業名、そこで使った力、次の仕事での活かし方をセットで整理します。

※スマホでは横にスクロールできます。

物流での経験 強みとして言い換える 活かせる仕事の例
ピッキング・検品 正確さ、手順順守、誤出荷防止 検品、品質確認、資材管理
入出庫・在庫管理 数量管理、記録、棚卸し、差異確認 出荷・受荷事務、在庫管理
フォークリフト 安全確認、合図、周囲との連携 倉庫、工場、資材置場
倉庫整理・運営 動線改善、優先順位、人員配置 倉庫管理、現場リーダー
トラック運転 安全運転、時間管理、配送先対応 配送、ルート業務、運行補助
営業・見積 要望確認、費用計算、条件調整 法人営業、ルート営業、調整業務
新人教育 手順説明、安全指導、進捗確認 リーダー、教育担当、現場管理

たとえば「ピッキングを10年経験した」だけでなく、「繁忙時も誤出荷を防ぐため、品番・数量・配送先を確認し、周囲と進捗を共有した」と書くと、仕事の進め方が伝わります。

まずは、あなたの担当業務を上の表の左の列に当てはめてみてください。

役職がなくても、書ける経験はある

結論、管理職でなくても、書ける経験はあります。

なぜなら、後輩への声かけや作業の割り振りは、役職名がなくても任されていることが多いからです。

次のような問いで振り返ってみてください。

  • どの仕事を一人で任されていたか
  • ミスや事故を防ぐために何を確認していたか
  • 忙しい日に作業の順番をどう決めていたか
  • 新人や周りの人に教えた経験があるか
  • 在庫のズレ、誤出荷、待ち時間などを減らした経験があるか
  • お客さん、運転手、協力会社、他部署と調整した経験があるか

数字が分かる場合は、担当人数、1日の件数、扱った品目数などを加えます。

ただし、正確に思い出せない数字を作ってはいけません。


物流経験を活かせる転職先6つ

倉庫の事務所でパソコンの前に座り書類を確認する作業服の男性の後ろ姿

転職先は、業界名だけで決めず、「今の悩みを減らせるか」と「これまでの経験を使えるか」の2つで比べます。

  • 別の物流会社で働き方を変える
  • 出荷・受荷事務や在庫管理
  • 製造業の生産・工程管理や資材管理
  • 配送・ルート業務
  • 営業・見積・現場調整
  • 建設業の資材管理や現場管理

1つずつ解説していきますね。

別の物流会社で働き方を変える

物流そのものが嫌なのではなく、夜勤や休日、重い荷物、人間関係が理由なら、同じ業界の中で環境を変える方法があります。

なぜなら、同じ物流でも、会社や現場によって勤務の形も荷物もまったく違うからです。

  • 日勤中心の倉庫
  • 扱う荷物が比較的軽い現場
  • 入出庫や在庫管理の比率が高い仕事
  • 倉庫管理や現場リーダー

経験をそのまま使いやすい一方で、会社が変わっても繁忙期の負担が同じ場合があります。

求人票だけでなく、扱う荷物、1日の流れ、繁忙期の残業、休日出勤まで確認してください。

出荷・受荷事務や在庫管理

体の負担を減らしたい人にとって、出荷・受荷事務や在庫管理も比べる候補になります。

なぜなら、現場で荷物の流れや伝票の意味を知っている人は、事務の仕事でもその知識を使えるからです。

job tagでは、出荷・受荷事務の仕事として、検収・検品、保管・管理、納期調整、送り状や納品書の作成、在庫管理システムの操作などが挙げられています。

同じjob tagで、倉庫作業員と数字を並べるとこうなります。

※スマホでは横にスクロールできます。

職業 年収 月の労働時間(残業を除く) 有効求人倍率
倉庫作業員 406.5万円 163時間 0.87
出荷・受荷事務 543.6万円 162時間 1.54
生産・工程管理事務 543.6万円 162時間 1.85

※厚生労働省 job tag「倉庫作業員」「出荷・受荷事務」「生産・工程管理事務」をもとに作成(年収と、残業を含まない月の労働時間は令和7年賃金構造基本統計調査を加工した全国の数値、有効求人倍率は令和7年度・全国)

※この数値は、job tagが職業分類ごとにまとめた集計です。その職業だけを取り出した数値とは限りません。出荷・受荷事務と生産・工程管理事務の年収と労働時間が同じなのは、同じ区分の統計が使われているためです。

※有効求人倍率は、job tagに掲載されたハローワークの求人統計で、民間の求人サイトの募集は含みません。採用されやすさを保証する数字でもありません。

倉庫作業員の求人倍率は0.87で、仕事を探す人のほうが多い状態です。出荷・受荷事務は1.54で、求人のほうが多い状態です。

なお、パソコン入力や表計算、電話対応が求められる求人もあります。必要な操作は、求人ごとに確認してください。

ただし、ハローワークの求人に書かれた月給で比べると、倉庫作業員は22.7万円、出荷・受荷事務は23.1万円で、差は4千円です(job tag・令和7年度の求人統計)。上の表の年収は広い事務の区分の数字なので、年収が上がるとは限りません。仕事内容と、求人で確かめたいことは、倉庫作業から出荷事務へ転職できる?の記事にまとめています。

製造業の生産・工程管理や資材管理

物流で身につけた進み具合の確認、納期の管理、在庫の確認、他部署との調整は、製造業の生産・工程管理と共通点があります。

job tagの生産・工程管理事務では、生産計画に沿った進み具合の確認、部品の発注、納期の管理、関係者への情報共有などが仕事内容として挙げられています。

一方で、製品の知識やパソコン操作、数字の管理が必要です。

「物流の経験があるからすぐできる」と考えず、足りない部分を覚える姿勢も伝えてください。

配送・ルート業務

運転の経験や免許があり、運転を続けたい人は、配送やルート業務も候補です。

ここで注意したいのは、同じ「配送」でも、体の負担と拘束時間が大きく違う点です。

車両の大きさだけでなく、積み降ろしの量、手積み・手降ろしの有無、配送件数、待機時間、勤務時間まで確認してください。

健康や家族との時間を優先したい場合は、とくに細かく確認することをおすすめします。

大型免許を取って配送の仕事に移ることを考えている方は、この年代から取って間に合うのかも、40代・50代から大型免許は遅い?の記事で先に確かめておくと安心です。

営業・見積・現場調整

お客さんへの対応、見積、配送先との調整、協力会社との連絡を経験している人は、法人営業、ルート営業、現場調整も検討できます。

ただし、営業職では売上の目標がある場合があり、現場調整では連絡する相手が増えます。

「体力仕事ではないから楽」と決めつけず、目標、移動の量、電話対応、残業を確認してください。

建設業の資材管理や現場管理

私の場合、物流業から建設業の現場管理へ移ったあとも、物流で身につけたことが役立ちました。

  • 安全を優先する考え方
  • 作業の順番を組み立てる力
  • 資材や人の動きを確認する力

ただし、建設現場には、現場ごとのルール、専門用語、品質や工程の知識など、物流とは違う学びがあります。物流経験だけで務まるわけではありません。

共通する力を活かしながら、新しい仕事を覚える姿勢が必要だと思います。

物流から建設業以外も含めた進め方は、「物流から異業種へ転職できる?10年経験者が強みと進め方を解説」にまとめています。

建設業の現場管理や資材管理に、どんな求人があるかは、建設業専門の転職エージェントに聞くこともできます。ほかの業界から建設業へ移る人の相談も受けています。

\40代でも建設業に入れる?/

※登録と面談は無料です。面談で希望を伝え、求人の提案を受ける流れです。


退職前に確認したい5つの条件

家の机でノートに書き込みながら卓上カレンダーを確認する手元

40代では、仕事の中身だけでなく、生活全体への影響も確認します。

  • 心と体の状態
  • 毎月必要な生活費
  • 年収の内訳
  • 働く時間と休日
  • これから続けられる仕事内容

1つずつ見ていきます。

心と体の状態

眠れない、食事が取れない、強い不安が続く、安全を保てないほど疲れている場合は、転職の計画より先に、医療機関や相談窓口につながることを優先してください。

体の負担を整理したい場合は、「倉庫作業がきつくて辞めたいときの判断基準|体力・給与・人間関係を整理」もあわせて読んでみてください。

倉庫作業がきつくて辞めたいときの判断基準|体力・給与・人間関係を整理
倉庫作業がきつくて辞めたいときの判断基準|体力・給与・人間関係を整理 こんなお悩みを解決していきます。 本記事の内容 倉庫作業を辞めたいときの3つの判断基準 すぐに心身...

毎月必要な生活費

家賃、食費、光熱費、保険、車、教育費、ローンなどを書き出し、収入がない期間をどのくらい支えられるか確認します。

家庭ごとに必要な額は違うので、一律の基準ではなく、自分の支出で考えてください。

年収の内訳

月給だけでなく、賞与、残業代、夜勤手当、資格手当、交通費、退職金制度を分けて比べます。

基本給が上がっても、手当が減れば年収が下がる場合があります。

働く時間と休日

始業・終業の時間、交代勤務、年間休日、休日出勤、繁忙期、通勤時間を確認します。

求人票に書かれていない点は、面接で質問してください。

これから続けられる仕事内容

「今できるか」だけでなく、5年後、10年後も続けられるかを考えます。

体の負担を減らしたいのか、管理や教育へ役割を広げたいのかをはっきりさせておくと、比べやすくなります。

退職前の整理は、「物流の仕事を辞めたい30代へ|退職前に整理したい5つのこと」にも書いています。辞めたあとの手続きもまとめているので、年齢にかかわらず使えます。

物流の仕事を辞めたい30代へ|退職前に整理したい5つのこと
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40代の転職で避けたい4つの進め方

朝の分かれ道の前に立つ作業服の男性の後ろ姿

ここは、動く前に知っておいてほしい部分です。

  • 年齢だけで応募先を狭める
  • 経験を役職だけで判断する
  • 年収だけで転職先を決める
  • 辞めてから慌てて求人を探す

順番に見ていきます。

年齢だけで応募先を狭める

年齢への不安はあっても、求人ごとに必要な経験や条件は違います。

応募する前から「40代だから無理」と決めず、仕事内容と自分の経験が重なるかを確認してください。

経験を役職だけで判断する

管理職の経験がなくても、新人教育、進み具合の確認、安全確認、お客さんへの対応などを任されていたかもしれません。

役職名ではなく、実際にやっていたことで整理します。

年収だけで転職先を決める

収入は大事ですが、勤務時間、休日、通勤、体の負担が変われば、生活も変わります。

条件を表にして比べてください。

辞めてから慌てて求人を探す

心と体の安全に問題がなければ、在職中に求人を5件ほど見比べると、必要な経験や足りない条件が分かります。

これを知らないまま辞めると、前より条件が悪い会社に移ってしまうことがあります。私の周りでも、これは実際に起きています。

退職を急ぐ必要がある場合は、一人で抱えず、公的な相談窓口も使ってください。

求人を見比べるときは、雇用形態の欄も一緒に見てください。正社員の枠を出している会社かどうかが、そこで分かります。


今日からできる転職準備5ステップ

付箋を貼ったノートとペン、スマートフォンが置かれた木の机

最後に、今日からできることです。

  • 担当業務をすべて書く
  • 安全・段取り・調整・改善に分ける
  • 譲れない条件を3つ決める
  • 求人を5件比べる
  • 誰かに説明してみる

1つずつ見ていきますね。

担当業務をすべて書く

ピッキング、検品、在庫管理、運転など、細かい仕事まで書き出します。

安全・段取り・調整・改善に分ける

それぞれの業務で、何を確認し、誰と連携し、どうミスを防いだかを整理します。

譲れない条件を3つ決める

収入、休日、勤務時間、通勤、体の負担などから、最低限守りたい条件を3つ選びます。

求人を5件比べる

応募しなくても構いません。仕事内容、必要な経験、給与の内訳、勤務時間、休日を表にします。

誰かに説明してみる

自分の経験を家族、知人、ハローワークなどに説明して、伝わりにくい部分を直します。

厚生労働省のマイジョブ・カードでは、職業経験、スキル、資格、価値観、これからのキャリアの計画を整理できます。

また、ハローワークの中高年層(ミドルシニア)専門窓口では、履歴書の書き方や模擬面接などの支援、中高年を歓迎する求人の案内が行われています。

書き出したものは、たとえば次のような自己PRにまとめられます。

物流倉庫で入出庫、検品、在庫管理を担当してきました。繁忙時も誤出荷を防ぐため、品番・数量・配送先の確認を徹底し、周囲と進捗を共有して作業の優先順位を調整していました。これまで身につけた正確さ、安全意識、段取り力を活かし、新しい職場でも業務を確実に覚え、関係者と連携して取り組みます。

この例文は、そのまま使うものではありません。自分が実際に担当した仕事、工夫したこと、結果に置き換えてください。

倉庫管理の人数や物量を使って、職務要約から自己PRまで1枚にした見本は、「倉庫管理の職務経歴書の書き方|物流10年の私の数字で作った見本つき」にあります。

倉庫管理の経験は転職でどう書くか|職務経歴書に使える数字の出し方
倉庫管理の職務経歴書の書き方|物流10年の私の数字で作った見本つき こんなお悩みを解決していきます。 本記事の内容 この記事でお伝えする内容は、下記のとおりです。 「倉庫管理」のままでは伝わ...

4つ目の「求人を5件比べる」は、転職サイトを使うと進めやすくなります。リクナビNEXTなら、住んでいる地域と「出荷事務」「生産管理」「ルート営業」などの言葉で、この記事で挙げた仕事の求人を探せます。

職務経歴を登録しておくと、興味を持った企業から直接オファーが届くこともあります。その職務経歴には、ステップ1・2で書き出した内容が使えます。

\ステップ4を、いま進めてみる/

※登録は無料です。

求人を見ておくだけでも、辞めるかどうかを決める材料になります。

40代は、どこに相談するかで進み方が変わります。先に候補を知っておくと安心です。

現場経験者の転職エージェントの選び方を解説する記事のアイキャッチ
現場経験者の転職エージェントの選び方|物流と建設で相談先は変わる物流・建設の現場経験がある人向けに、転職エージェントの選び方をまとめました。1社に絞る必要はありません。いまの業界に残るのか、建設業へ移るのかで相談先は変わります。物流業10年から建設業の現場管理へ移った私が、選ぶときの基準と準備することを書きます。...

物流を辞めたい40代のよくある質問

木の机に置かれた履歴書のような用紙とペン

Q. 40代後半からでも、転職はできますか?

A. 年齢だけで決まるものではありません。厚生労働省の令和7年の調査では、45〜49歳で転職した人の41.1%は、前の職場より賃金が増えています。ただし、減った人も30.1%います。

Q. 倉庫作業から事務の仕事に移れますか?

A. 出荷・受荷事務は、job tagで有効求人倍率1.54(令和7年度・全国)と、求人のほうが多い状態です。ただし採用されやすさを保証する数字ではなく、パソコン操作を求める求人もあります。検品や在庫管理の経験を、具体的に書けるようにしておいてください。

Q. 管理職の経験がないと不利ですか?

A. 役職名だけで決まるわけではないと思います。新人に教えた、作業の順番を決めた、ミスを防ぐ確認をした、といった経験は書けます。まず、担当してきた仕事を全部書き出すところから始めてください。


まとめ|経験を言い換えて、条件を3つ決めてから比べる

シャッターが開き外の光が差し込む朝の倉庫の通路

今回は、物流の仕事を辞めたい40代に向けて、転職の考え方をお伝えしました。

要点は、下記のとおりです。

  • 40〜44歳で転職した人の44.9%は賃金が増え、27.4%は減った(令和7年・全業種)
  • 物流の作業名は、「使った力」に言い換えると伝わる
  • 事務、製造、配送、営業、建設など、共通点の多い仕事から比べる
  • 辞める前に、生活費、年収の内訳、働く時間を確認する
  • 求人は在職中に5件比べる

まずやることは1つです。

担当してきた仕事と、次の職場で譲れない条件を、3つずつ紙に書いてください。

そこから求人を比べれば、勢いではなく根拠を持って次の一歩を選べます。

現場太郎
現場太郎
年齢の数字より、あなたが現場で守ってきたことのほうが、次の職場では伝わると私は思います。

なお、統計の数値は更新されます。この記事の数字は2026年9月17日時点のものなので、応募前に最新の情報を確認してください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

すぐに答えを出さなくて構いません。3つ書き出したなら、それで十分に前へ進んでいます。

同じ現場で働いてきた人間として、役に立ちそうなことをこれからも書いていきます。


この記事の出典