施工管理は女性でもできる?現場で女性の施工管理を見てきた私が答えます
職人さんとうまくやれるかも心配。
こんなお悩みに答えていきます。
本記事の内容
- 元請けと協力会社、施工管理の立場の違い
- 職人さんとのやりとりで大事なこと
- 女性の施工管理はどのくらいいる?
- 求人を見るとき・面接で確かめること
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、物流業で10年働き、32歳で建設業へ移りました。いまは電気工事が中心の会社で、現場の管理と営業をしています。
マンションや商業施設の現場で、女性の施工管理を3〜5名見てきました。
先に結論を書きます。
施工管理は、女性でもできます。 私が行く現場でも、女性の施工管理が働いています。
それでは、見ていきましょう。
元請けと協力会社、施工管理の立場の違い
施工管理は、工事が予定どおり、安全に、決めた品質で進むように管理する仕事です。同じ施工管理でも、会社の立場によって、見る範囲が違います。
工事を頼む人(発注者)から直接工事を受けるのが元請け(ゼネコンなど)、元請けから電気や設備などの工事の一部を受けるのが協力会社です。
| 立場 | 施工管理が見る範囲 |
|---|---|
| 元請け | 現場全体の工程・安全・品質 |
| 協力会社 | 自分の会社が担当する工事 |
※建設業法では、元請けを「元請負人」、協力会社を「下請負人」と呼びます。
私が見てきた女性の施工管理は、元請けの会社の人たちでした。私の会社は、電気工事を受ける協力会社の立場で現場に入ることが多いです。
施工管理の仕事の中身や、未経験・資格なしで入れるかは、こちらにまとめています。
職人さんとのやりとりで大事なこと
施工管理は、現場で職人さんに作業の段取りを伝えたり、確認をお願いしたりします。職人さんとのやりとりは、毎日の仕事の中心です。
私が職人さんとやりとりするときに大事にしているのは、対等な立場で、お互いを尊重することです。
現場で見てきた女性の施工管理も、職人さんとのやりとりが上手だと感じています。
女性の施工管理はどのくらいいる?
2020年の国勢調査では、下記のとおりでした。
| 区分 | 働いている人 | うち女性 | 女性の割合 |
|---|---|---|---|
| 建築技術者 | 約24万2,600人 | 約3万1,200人 | 約13% |
| 土木・測量技術者 | 約26万3,900人 | 約1万4,600人 | 約5.5% |
※国勢調査には「施工管理」だけの区分はありません。施工管理が入る「技術者」の区分で、建築技術者には設計の仕事をする人も入っています。
※抽出による集計で、数字は10人単位の概数です。
建築と土木の技術者を合わせると、女性は約9%(10人に1人ほど)です。
求人を見るとき・面接で確かめること
施工管理の仕事は、会社によって中身が違います。応募する前に、下記を確かめておくと安心です。
- 元請けの会社か、協力会社か
- どんな建物の現場が多いか(マンション、商業施設など)
- 資格を取る支援(受験料など)があるか
- 女性の施工管理がいるか
- 誰に教わるのか、最初は何から任されるのか
よくある質問
Q. 未経験・資格なしでも、施工管理になれますか?
A. 未経験・資格なしで入れる会社もあります。入ったあとの最初の仕事は、最初の章で紹介した記事にまとめています。
Q. 施工管理の資格は、いつから受けられますか?
A. 施工管理技士の2級の第一次検定は、17歳以上(その年度の末時点)なら、実務経験がなくても受けられます。電気工事の施工管理技士の取り方は、こちらにまとめています。
Q. 妊娠中は、現場の仕事はどうなりますか?
A. 妊娠中の人は、高さ5m以上で落ちるおそれのある場所の仕事や、足場を組んだり外したりする仕事にはつかせてはいけないと、法律で決まっています。くわしくは電気工事士は女性でもなれる?の記事にまとめています。
まとめ:施工管理は女性でもできる。元請けか協力会社かも確かめて選ぶ
要点は、下記のとおりです。
- 施工管理は女性でもできる。私が行くマンションや商業施設の現場では、元請けの会社の女性の施工管理を3〜5名見てきた
- 施工管理には、現場全体を見る元請けと、工事の一部を受ける協力会社の立場がある
- 職人さんとは、対等な立場で、お互いを尊重することが大事
- 国勢調査では、建築技術者の女性は約13%(設計の人も入る数字)
- 応募の前に、元請けか協力会社か、どんな現場か、資格の支援があるかを確かめる
これから施工管理を目指す女性に、伝えたいことがあります。
まずは、どんな求人があるかを見てみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
現場で働く女性に向けた記事は、カテゴリー「女性の転職」にまとめています。
同じ現場で働いてきた人間として、役に立ちそうなことをこれからも書いていきます。
この記事の出典
- e-Stat「令和2年国勢調査 抽出詳細集計」第15-1表(男女,職業(小分類)別就業者数・全国/2026年10月3日確認)
- e-Gov法令検索「建設業法」(2条/2026年10月3日確認)
- e-Gov法令検索「女性労働基準規則」(2条/2026年10月2日確認)

