50代からフォークリフトの仕事に応募できる?求人で確かめること|50代の人に積み方を教えていた元倉庫主任が答えます
でも、この年齢で雇ってもらえるのかな…。
こんなお悩みに答えていきます。
本記事の内容
- フォークリフトの仕事は、40代・50代が中心だった職業
- 私の倉庫では、50代の人にも積み方を教えていた
- 「年齢不問」の求人が多いのは、法律の決まりがあるから
- 求人で確かめたいのは、年齢より「何を任されるか」
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、物流業で10年働き、32歳で建設業へ移りました。
倉庫では主任として、50代の人にも、フォークリフトでの積み方を教えていました。作業員の面接にも関わっていました。
先に結論を書きます。
50代でも、応募できるフォークリフトの求人はあります。求人は、法律の決まりで、原則として年齢を不問にすることになっているからです。
私の倉庫でも50代の人に積み方を教えていて、若い人と比べて違うと感じたことは、特にありませんでした。面接でも、年齢で見方を変えていませんでした。
求人で確かめたいのは、年齢より、入ってから何を任されるかです。
それでは、見ていきましょう。
フォークリフトの仕事は、40代・50代が中心だった
国の職業情報サイトjob tagの「フォークリフト運転作業員」には、働いている人は年齢的には40代、50代が中心だったと書かれています。
最近は、高齢の人も増えていて、定年のあとも再雇用や再就職で続けている人が多いそうです。
同じjob tagの統計では、この職業の平均年齢は47.1歳です(令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした全国の値)。
ただし、job tagの統計は、必ずしもその職業だけの数字ではありません。目安として見てください。
50代は、この仕事では珍しい年齢ではない、ということです。
私の倉庫では、50代の人にも積み方を教えていた
主任のころ、50代の人に、フォークリフトでの積み方を教えていました。
教えていたのは、パレットに荷物を積むことと、トラックの荷台に積むことの両方です。
教えた50代の人は、フォークリフトの免許を持っていて、乗っていた人です。
伝えていたのは「慌てず、崩さず、ゆっくりでいい」
積み方を教えるときに、いちばん伝えていたのは、「慌てず、崩さず、ゆっくりでいい」ということです。
50代の人に教えるときも、若い人と比べて違うと感じたことは、特にありませんでした。
面接でも、年齢で見方は変えなかった
主任として面接や書類を見るときも、50代の応募者だからと、見方を変えることはありませんでした。
応募書類の書き方は、こちらにまとめています。
「年齢不問」の求人が多いのは、法律の決まりがあるから
求人を見ていると、「年齢不問」と書かれたものが多いと感じるかもしれません。
ハローワークの案内では、募集や採用のときに年齢で制限することは、法律で禁止されています(平成19年10月1日から)。
求人は、6つある「例外」に当たる場合を除いて、年齢を不問にしなければなりません。
例外の1つが、定年の年齢を上限にして、期間の定めのない雇い方で募集する場合です。たとえば定年が60歳の会社なら、「60歳未満」と書かれることがあります。
「年齢不問」は、採用を約束する言葉ではない
ここは、読み違えやすいところです。
「年齢不問」は、採用されることを約束している言葉ではありません。
ただ、厚生労働省の案内では、求人で年齢不問としながら、年齢を理由に応募を断ることや、書類選考や面接で年齢を基準に採否を決めることも、法律の決まりに反するとされています。
だからこそ、年齢より、求人に書かれている仕事の中身を見ておきたいところです。
求人で確かめたいのは、年齢より「何を任されるか」
job tagにも、職場によっては、フォークリフトの運転だけでなく、前後の作業(荷物を集める作業や仕分け)もする、と書かれています。
求人では、下記の3つを確かめておくと、入ってからの毎日を考えやすくなります。
- 乗るフォークリフトの種類(リーチかカウンターか)
- 乗る時間と、手で積んだり仕分けたりする時間の割合
- 勤務時間(倉庫の日勤か、工場の2交代・3交代か、早出・遅出か)
勤務時間は、job tagでも「職場によって大きく異なる」と書かれています。倉庫は9時から18時が多い一方で、24時間動く工場では2交代や3交代になります。
リーチとカウンターの違いは、リーチとカウンターの記事にまとめています。働いてからの大変さは、こちらです。
免許なし・免許だけ・経験ありで、見る求人が変わる
いまの状態によって、合う求人も変わります。
- 免許がない:入ってから講習を受けられる求人か、先に取るか(取り方と費用はフォークリフト免許の取り方の記事)
- 免許はあるが、乗った経験がほとんどない:「未経験OK」の求人や、倉庫作業から入る道(下のカードの記事)
- 経験がある:乗っていた種類と、扱っていた荷物を書類で伝える
派遣の仕事を集めたサイトでは、フォークリフトの仕事を、地域ごとに見られます。
\50代で応募できる求人は?/
※登録は無料です。仕事の中身と勤務時間は、求人ごとに確かめてください。
よくある質問
Q. 50代から免許を取っても、間に合いますか?
A. job tagでは、フォークリフト運転作業員として働く年齢の条件は「18歳以上」と書かれていて、上の年齢は書かれていません。取り方と費用は、上で紹介した免許の取り方の記事にまとめています。
Q. 派遣で入って、あとから正社員になれますか?
A. 決めているのは会社の側です。正社員になれる職場かどうかの見分け方は、フォークリフトから正社員になれるかの記事にまとめています。
Q. 求人に「60歳未満」と書いてあります。59歳でも応募できますか?
A. 定年の年齢を上限にしている場合は、上限より下の年齢なら応募の対象です。ただし、その求人が何を理由に上限を決めているかは、応募先に確かめてください。
Q. 前は乗っていましたが、何年も乗っていません。応募できますか?
A. ブランクのある人を受け入れたときの話と、応募の前に聞いておきたいことは、こちらにまとめています。
まとめ:年齢より、仕事の中身を見て選ぶ
要点は、下記のとおりです。
- フォークリフトの仕事は、40代・50代が中心だった職業(job tag)
- 私の倉庫では、50代の人にも「慌てず、崩さず、ゆっくりでいい」と積み方を教えていた
- 教えるときも面接でも、年齢で見方は変えなかった
- 「年齢不問」は法律の決まりによるもので、採用を約束する言葉ではない
- 求人では、乗る種類・乗る時間の割合・勤務時間を確かめる
これから応募先を探す50代の人に、伝えたいことがあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
同じ現場で働いてきた人間として、役に立ちそうなことをこれからも書いていきます。
この記事の出典
- job tag「フォークリフト運転作業員」(2026年10月14日確認)
- 厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」(2026年10月15日確認)
- ハローワークインターネットサービス「年齢制限該当事由について」(2026年10月14日確認)

